【Googleドキュメント活用】Geminiが要約!議事録作成がゼロになる神ワザ

「今日の会議、長かったなぁ…。さて、議事録まとめないと…」
終業時刻が近づく中、パソコンの前で今日の会議内容を必死に思い出そうとしている、そこのあなた。記憶はだんだん曖昧になり、手元のメモは解読不能。あの憂鬱な作業、本当に嫌になりますよね。
私たちのような小さな町工場では、一人がいくつもの仕事を抱えています。会議が終わってからが本当の勝負なのに、議事録作成という「過去をまとめる作業」に何時間も費やすのは、あまりにもったいない。
もし、会議が終わった瞬間に、要点がまとまった議事録がほぼ完成しているとしたら、どうでしょう?
「そんな魔法みたいな話…」と思いますか? いいえ、これは魔法ではありません。あなたが普段使っている「Googleドキュメント」のとある機能と、賢いAIアシスタント「Gemini」を組み合わせるだけで、誰でも実現できる「神ワザ」なんです。
この記事では、議事録作成という苦行を「快感」に変える、具体的な手順をステップ・バイ・ステップで徹底的に解説します。もう、議事録作成で残業する必要はありませんよ!
なぜ、議事録作成は私たちを苦しめるのか?

そもそも、なぜ議事録作成はこんなにも大変なのでしょうか。
- 全部は覚えていられない: 1時間を超える会議の全容を正確に記憶するのは不可能です。
- 文字起こしが地獄: ICレコーダーで録音しても、それを文字に起こす作業は時間がかかりすぎます。
- 要点をまとめるのが難しい: 何が「決定事項」で、何が「ただの雑談」だったのか、後から整理するのは一苦労です。
この作業のせいで、次のアクションへの初動が遅れ、会社全体のスピードを落としてしまうことさえあります。
今回の神ワザで使う、たった2つの無料ツール

この問題を解決するために使う道具は、たったの2つ。しかも、どちらも基本的にお金はかかりません。
- Googleドキュメントの「音声入力」機能: あまり知られていませんが、Googleドキュメントには、マイクが拾った音声をリアルタイムで文字にしてくれる、超便利な機能が標準で備わっています。
- AIアシスタント「Gemini」: 前回も登場した、Google製の賢いAIです。今回は、長くてまとまりのない文章(文字起こしされた会議の記録)を、美しい議事録形式に要約・整理してもらうために活躍します。
この2つを組み合わせることで、面倒な「文字起こし」と「要約」の工程を、ほぼ全自動化できるのです。
【実践】議事録作成がゼロになる全4ステップ

お待たせしました!ここからが本番です。 次の会議からすぐに試せるように、具体的な手順を画像付きで解説していきます。
ステップ1:会議の前に「音声入力」を準備する
まずは、会議が始まったらすぐに文字起こしをスタートできるよう、Googleドキュメントを開いて準備します。



【重要ポイント】 パソコンのマイクや、Web会議で使うマイクを、なるべく発言者の近くに置きましょう。音声をクリアに拾うことが、文字起こしの精度を上げる最大のコツです。
ステップ2:会議が始まったら、マイクをクリックするだけ!
会議が始まったら、先ほど表示させたマイクのアイコンをクリックしてください。アイコンが赤くなり、周りの会話がリアルタイムでドキュメントに打ち込まれていきます。

あなたはもう、必死にメモを取る必要はありません。時々、固有名詞などが間違って変換されていないか軽くチェックする程度でOK。会議の議論そのものに集中しましょう。
会議が終わったら、もう一度マイクのアイコンをクリックして文字起こしを終了します。すると、あなたの手元には、句読点も改行もめちゃくちゃな、ただの「会話の記録」が残ります。でも、それでいいんです。これが宝の原石になります。
ステップ3:【魔法の瞬間】Geminiに丸ごと投げ込む!
ここからがAI、Geminiの出番です!
Ctrl + A
で全選択 → Ctrl + C
でコピー)
gemini.google.com
)を開きます。

【最強!コピペ用プロンプト】
# 命令書
あなたは、プロの書記です。
以下の会議の文字起こしテキストを読み込み、ビジネスで通用する議事録を作成してください。
# 議事録の形式
以下の項目を立てて、簡潔にまとめてください。
- **会議名:**
- **日時:**
- **出席者:**
- **会議の目的:**
- **決定事項:**
- **ToDoリスト(担当者と期限を明確に):**
- **その他(議論になった点など):**
# 文字起こしテキスト
(ここに、Googleドキュメントからコピーした全文を貼り付ける)
送信ボタンを押して、数秒待ってみてください。 するとどうでしょう。あの雑多な会話の羅列が、見違えるほど整理された議事録の形式で出力されるはずです!

ステップ4:最後の仕上げは、あなたの目で
Geminiは非常に優秀ですが、完璧ではありません。特に、専門用語や社内のスラング、誰の発言かの特定を間違えることがあります。
生成された議事録をGoogleドキュメントに貼り付け直し、最後に必ず自分の目で以下の点を確認しましょう。
- 担当者や期限は間違っていないか?
- 決定事項のニュアンスは合っているか?
- 誤字脱字はないか?
この5分ほどの最終チェックさえ済ませれば、完璧な議事録の完成です!
まとめ:議事録は「作る」ものから「確認する」ものへ

いかがでしたか? 今回ご紹介した方法を使えば、
- 会議中は、Googleドキュメントが自動で文字起こし
- 会議後は、Geminiが自動で要約・清書
という夢のような流れが完成します。 これまで1時間、2時間とかけていた議事録作成の時間が、ほぼゼロになります。あなたは、AIが作ったドラフトを「確認して、修正する」だけでいいのです。
この神ワザで生まれた時間を、お客様への連絡や、新しい企画の立案など、もっと創造的で未来につながる仕事に使いましょう。残業が減り、心にも余裕が生まれ、仕事がもっと楽しくなるはずです。
次の会議で、ぜひこの「気持ちいいくらいの快感」を体験してみてください。あなたの働き方が、劇的に変わることをお約束します。
Geminiなら自動化させるコード生成も簡単にやってくれます!
